ファッションアイコンとして世界を魅了する歌姫ビヨンセが、4つの全く異なる装いで「CR Fashion Book」に登場し、話題を呼んでいます。今回、注目を集めているのは、なんと4つの表紙のうち、3つでビヨンセがパンツを着用していないという点です。

カントリーテイストからの脱却、グランジな装いで登場した1つ目の表紙

最新アルバムのリリースやヘアケアラインの立ち上げなど、精力的な活動を続けるビヨンセ。CR Fashion Bookの24号目の表紙では、これまでとは打って変わって、グランジな雰囲気を纏った姿で登場しています。

写真家ルイーズとマリア・ソーンフェルトによって撮影されたビヨンセは、自身の楽曲「Heated」の歌詞がスプレーペイントされた破れた白いシャツを着用。黒のスクープネックコルセットで腰回りを締め、パンタロンではなく黒い下着姿で大胆な肌見せを披露しています。

さらに目を引くのは、過去のアイコン達からインスピレーションを得たという「シンフォニー・オブ・ヘアスタイル」と題された様々なウィッグの数々です。1つ目の表紙では、アシメトリーなマレットヘアと、パンクな雰囲気にぴったりのスタイルを披露しています。

2つ目の表紙では、エレガントさと大胆さを兼ね備えた装い

2つ目の表紙では、腰まで届くストロベリーカールヘアと、オフショルダーのペプラムトップを身に纏ったエレガントな姿が印象的です。解体されたかのようなデザインのトップスは、メゾン マルジェラによるもの。

ボトムスは引き続き着用せず、ベージュのアンダーウェアを覗かせています。シアーなストッキングとポインテッドトゥのパンプスを合わせた足元は、ジバンシィの2024年春夏コレクションを彷彿させる意外な組み合わせが目を引きます。

3つ目の表紙は、ラグジュアリーな雰囲気を纏う

3つ目の表紙では、ヴァレンティノのブラックTシャツドレスを着用し、大胆な脚見せを披露しています。これまで好んで着用してきたシルバーではなく、ゴールドの繊細な蔓が脚を這い上がるようなメタリックヒールを合わせ、ゴージャスな雰囲気を演出しています。

4つ目の表紙は、90年代ヒップホップへのオマージュ

最後の表紙では、唯一ボトムスを着用していますが、あえてチャックを開け、チェック柄のボクサーパンツをチラ見せさせています。カルバンクラインのデニムジャケットと白のネットトップを合わせた、90年代のヒップホップカルチャーを彷彿させる装いです。

今回のビヨンセのチャレンジは、単なる露出ではなく、ファッションを通して自己表現する新たな可能性を提示しています。常識にとらわれず、大胆に自分を着飾るビヨンセの姿は、見る者に強いインパクトを与え、今後も目が離せません。